こんにちは、DX攻略部のトーヤです。
今回は、BIツールのドクターサムについてご紹介します。
BIツールとは、業務上の意思決定のためのデータ収集・分析・配布を支えるツールのことです。業務の高速化を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
ドクターサム(Dr.Sum)とは?
まずはドクターサムの特徴や口コミについて解説していきます。
ドクターサムの特徴
ドクターサムは、ウイングアーク1st株式会社が展開するBIツールです。
集計・検索、レポーティング、データ統合・更新などの機能があり、現場担当者がデータを活用するためのフロントデータベースとして使われています。
そんなドクターサムの特徴は以下の通りです。
- 社内のあらゆるデータを収集·蓄積することが可能
- 超高速分析によるスピーディな集計分析
- 専門知識が不要
- ユーザー数が増加しても追加コストが発生しない
社内のあらゆるデータを収集·蓄積することが可能
ドクターサムは社内にあるさまざまなデータを収集・蓄積することが可能です。
社員がデータを共有、活用できる機会が増え、現場でデータを主体的に活用することができるようになります。
データ分析によって現状を把握し、意思決定のスピードを上げることで、業務効率を高めることができます。
超高速分析によるスピーディな集計分析
ドクターサムは独自開発されたデータベースエンジンを搭載しており、大容量データを高速で処理することができます。
集計リクエストに対する返答も格段に速くなり、作業のスピードアップが見込めます。
専門知識が不要
ドクターサムはExcel、ブラウザ、ダッシュボードのいずれかで使うことができます。
使い慣れたものを選ぶことができ、誰でも簡単に扱うことができます。
ユーザー数が増加しても追加コストが発生しない
ドクターサムはサーバーライセンスで利用することができます。
そのため、社員の増加や利用部署の拡大などでユーザー数が増えても、新たなコストは発生しません。
ドクターサムの料金
ドクターサムの大まかな料金プランは以下の通りです。
クラウド版 | オンプレミス版 | |
月額料金 | 150,000円~
(別途、初期費用) |
120,900円~
(買い切り版は3,600,000円~) |
Dr.Sumエンジン | 〇 | 〇 |
Dr.Sum Datalizer for Excel(※オプション製品) | 〇 | 〇 |
Dr.Sum Datalizer for Web(※オプション製品) | 〇 | 〇 |
MotionBoard(※オプション製品) | 〇 | 〇 |
Dr.Sum Connect(※オプション製品) | 〇 | 〇 |
Dr.Sum DataLoader(※オプション製品) | × | 〇 |
詳細な料金プランについては、公式サイトで社名などを入力し、ダウンロードする必要があります。
無料体験デモ版もあるので、気になる方は見積もりを取ってみてください。
ドクターサム(Dr.Sum)の評判・口コミ
ドクターサムの口コミを調査したところ、以下のような意見が見つかりました。
『良い評判・口コミ』
- とにかく速い
- 非ITエンジニアでも使える
- 慣れるまでに時間がかからない
『悪い評判・口コミ』
- 管理用ツールのUIが分かりづらい
- 一定以上のデータ件数・ユーザーを抱えた時にはコストパフォーマンスが落ちる
- エラーログが使いにくい
集計速度の速さに対する良い口コミが多くみられました。また、扱いやすさについても好意的な意見が多かったです。
一方、管理用ツールやエラーログなどの分かりにくさに対して悪い口コミが見られました。こちらについては改善を望むしかありません。
また、データ分析初期段階では利用しやすいが、より多くのデータを扱うときに費用対効果が悪くなるといった意見もありました。自社の状況に合わせて柔軟に対応する必要がありそうです。
ドクターサムを導入するメリット・デメリット
ドクターサムを導入するメリット・デメリットは以下の通りです。
ドクターサムを導入するメリット
『メリット』
- 基本的な操作の取得に時間がかからない
- 業務スピードを上げることができる
- サポートが充実
基本的な操作の取得に時間がかからない
基本機能は専門知識なしでも使うことができ、Webマニュアルなどもあるため、基本操作取得の時間コストは低くなります。
国産のツールであるので、マニュアルもわかりやすいです。
業務スピードを上げることができる
ドクターサムの高速集計は特許も取得しており、速さに定評があります。
データの処理、分析、そして共有をスピーディに行うことができ、業務全体の効率を上げることが期待できます。
サポートが充実
運営は国内企業であり、質の良いサポートを受けることができます。
サポートの満足度も高く、2021年2月期における保守継続率の全製品平均は93.8%もあります。
ドクターサムを導入した際のデメリット
『デメリット』
- データ量が多いとコスパが悪い
- 一部の機能はある程度スキルが必要
データ量が多いとコスパが悪い
データ分析に慣れていないときに導入するのにはコストパフォーマンスが高いですが、次第に扱うデータ量が増えると下がってしまいます。
とはいえ、扱うデータ量に応じたプランを選ぶことができるので、よほど多くならない限りは大丈夫でしょう。
一部の機能はある程度スキルが必要
基本的な機能は専門知識が不要ですが、機能によってはある程度の知識や経験が必要となります。
さまざまな機能を効果的に扱うスキルを取得するためのコースも用意されていますが、1人当たり50,000円がかかります。
ドクターサムが向いている会社と向いていない会社は?
ここまでご紹介してきたドクターサムの特徴から、向いている会社と向いていない会社をまとめると以下の通りです。
ドクターサムが向いている会社
ドクターサムが向いている会社は以下の通りです。
『向いている会社』
- 業務のスピードアップをしたい会社
- 専門知識があまりない人が多い会社
- 全社員が自由にデータにアクセスできる環境を整えたい会社
集計のスピードが上がり、社員間の共有も容易になるため、業務全体のスピードアップが図れます。
また、操作感に慣れやすいので、初めてデータ分析・活用をツールを使って行う場合にもおすすめです。
ドクターサムが不向きな会社
ドクターサムが向いていない会社は以下の通りです。
『不向きな会社』
- 大量のデータを扱う会社
- すでにBIツールを導入している会社
まだBIツールを導入していない会社には基本的におすすめできるのですが、すでに使い慣れているツールがあったり、扱うデータ量が多かったりする場合にはあまりおすすめできません。
データ量によってはほかのツールの方が高いコストパフォーマンスを発揮することもあります。
ドクターサムはBIツールの新規導入におすすめのツールと言えます。
まとめ
今回はドクターサムの特徴などについて解説してきました。
まだBIツールを使ったことはないけど、これから導入したいという会社にはとてもおすすめのツールです。
無料体験デモ版もあるので、気になった方はぜひ導入をご検討ください。